お絵かき」カテゴリーアーカイブ

メイキング #04 下書き

クリスタでのんびり適当メイキング、第4回です。

相当間が空いてしまいましたが、忘れていたわけではありません。嘘ですちょっと忘れてました。

次は線画と予告しましたが、やっぱりその前に下書きです。下書きは飛ばすことが多い(ラフの上にいきなり線画を描いちゃう)ですが、今回はラフのバランスが悪いと思ったので下書きをいれようかなと。

130816_メイキング #04 下書き_1

まず、前回のラフの最後のが気に入ったので、それを使うべく拡大します。

130816_メイキング #04 下書き_2

次に、別レイヤに下書きを書いていきます。ペンは今回は適当に選んじゃいましたが、鉛筆Rの太さを1mmに変えたものです。デフォルト(0.6mm)だと細すぎるので太くしました。太めのほうがなんかしっくりきます。

特に変えたのが、後頭部の線。このへん苦手なので画面外に出してトリミングしちゃってもいいんですが、今回は引いては消し、引いては消しでひたすら試行錯誤。左右反転しても不自然じゃなくなるまでがんばりました。ラフよりかなり小さくなりました。

頭が小さくなったせいで頭身も変わっちゃいました。個人的に、4.5頭身くらいが自分の絵らしいかなと思いつつ、もうちょい頭身高い絵も描きたいなという思いもあって、いつも迷います……。

顔がかわいらしく描けたので満足です。髪型がラフから変わっているのはよくあることです。というか油断していると無意識にこの髪型になっちゃいます。描きやすいですし。あと、足を太めに描いちゃうことが多いので、最近は注意しています。

130816_メイキング #04 下書き_3

いまいちぱっとしないなぁと思ったので、背をそらせる感じにしました。ほんとはラフの段階で、ただ突っ立っているだけじゃなくてなにかしているところを描きたいなと思ったのですが、結局いつも突っ立っているだけになっちゃうんです……。

背景はセルシスが無料配布してたCDに収録されていた図書室の3Dデータです(クリスタだとうまく表示されなかったので、イラスタで読み込み、調整してから画像としてクリスタに貼り付け)。でも、背景描くの面倒なので例によって無かったことになるかもしれません。

次回は線画です。このペースだと果たして何ヶ月後になるでしょうか。ちなみにお盆休みは積んでいる漫画を読みまくったり、相変わらず艦これを進めていたり、なぜかうっかりWoTにも手を出してしまい……って、そんなことしてるから時間無くなるんですよね……。

こっそり動画を投稿しました

前回書いた動画、こっそり完成したのでこっそり投稿しました。
投稿してからよく見たら塗りミス見つけたけど、完璧目指してたらきりが無いし、すでにいくつかコメントも付いているのでまあいいか……。むしろ突っ込みどころがあるくらいの方がかわいげがあっていいのですたぶん。

余計な話。今日、色塗りしながら片手間に3-4攻略してたら、3隻大破してるのに操作ミスでボスへ進撃してしまい、主力メンバーの島風と瑞鶴を轟沈させてしまいました……。提督の皆様、同じ過ちを犯さぬようお気を付けください。

こっそり動画を作成中

密かにこんな動画を作成中です。何を今更という感じの例のアレのパロディ(トレス改変)です。6日ほど前にふと思いついて、勢いで作り始めました。

当初は11枚くらいならラフに描けば数時間で描き終わるかなと思ったのですが、もちろんそんなに甘くはありませんでした……。途中で飽きるかなぁと心配だったのですが、11枚中6枚まで描けてゴールが見えてきたので、最後までがんばろうと思います。土曜にはできるかな。

艦これ_潮と漣でウマウマ

メイキング #03 ラフ

クリスタでのんびり適当メイキング、第3回です。

間が空いてしまいました。こんなペースだと完成まで何ヶ月かかるんだか。もっとお絵描きに時間割けるようにしたいものですが。

今回はラフです。

ブラシは前回書いたとおり、CLIP配布の鉛筆Rを使います。消しゴムはデフォルトの「柔らかめ」を単に細くしたもの。ラフの消しゴムは、柔らかいのを使って前の線を微妙に残す感じもいいんですけど、逆にそれがうっとうしいときもあったりするので、できれば筆圧弱ければ柔らかくて強くすれば急に硬くもなる消しゴムって感じのを使いたいんですけど、今回はそこまでしませんでした。でも実際は前の線を微妙に消し残すことはあんまりしなかったので、次回はデフォルトの「硬め」でもいいかも。というかラフの消しゴムなんて何でもいいのにこんなところで迷っちゃうのが相変わらずです。

いつもはラフを何枚も描いたりしないのですが、お絵描きできる時間も限られてるので、何枚か描いてから1つ選んで次へ進むようにしようと思って、そうしてみました。使わなかったものはアイデアとしてストックしておけるし、無駄がないです。こういうラフ画のストックはアナログの落書き帳でやるのが普通なのかもしれませんが、それも悩みどころ。ぱらぱら見返すのはアナログの方が圧倒的にしやすいけど、物理的に場所を取っちゃったり、引き出しにしまったら見なくなっちゃったり、一長一短。そもそもアナログは未だに描き慣れていないですし……。

ラフ

で、こんな感じになりました。ラフ見せるのって恥ずかしいですね……。最初に書いてあるテーマとかいうのは最後の方では忘れ去られていますが気にしません。読書から連想して図書委員、そしてなぜか制服エプロンになってますが、図書委員が実際にエプロンを着けるかどうかなんてことは些細なことです。関係ないけどピクシブ百科事典に「制服エプロン」の記事がないのは意外です。

ラフってどこまで描けばいいのか。人に見せるものじゃないので好きに描けばいいと思うのですが、私は省略するのが苦手なので、もっとざっくり描けたらなぁと思います。漫画のネームとかアニメの絵コンテとか見ると、あんなに少ない線でポーズや表情を表せるなんてすごいです。

ラフを描くに当たってのポイントは以下のような感じかなと。いつもはこんなこと考えずに、ラフを描くのに飽きたら適当に妥協して次へ進んじゃう感じですが。

  • 全体の構図が決まっているか
  • テーマが伝わるか
  • キャラは何をしているか、どこを見ているか
  • 左右反転しても大丈夫か
  • 頭と体の大きさのバランスは適切か
  • 実際に取れるポーズかどうか
  • 萌えるかどうか

構図に関しては、そもそも構図を意識すること自体滅多にないんですが、結果として日の丸か三分割になっていることがほとんどです。でもそれでいいと思うんです。無理して慣れないことするよりは無難です。

テーマが伝わるかどうか。テーマって言葉を使うと曖昧になっちゃうのですが、例えば「ストーリーが想像される」「キャラクターに感情移入できる」「描いた人の『これが描きたい!』という情熱が伝わる」という具合に、要は「絵を見た人に何かを感じさせる」ということが重要かなぁと。これは印象に残る絵にするために重要です。pixivランキング見てるとよく分かりますね。それと関連して、キャラが何をしているんだかよく分からない絵は印象に残りづらいでしょう。と言いつつ私の場合は、特に何も考えていないことが多いです。

頭と体の大きさのバランスは、単に私がよく間違えるということで入れておきました。塗りの段階で違和感感じて頭を大きくしたり小さくしたりすることがよくあるのですが、できればラフの段階で正しておきたいですね。あとは手の大きさとか。

ポーズに関しては、萌え絵でよくあるポーズだけど実際に取ると辛い体勢になっちゃうのもよくありますが、そこは萌えるかどうかを優先でいいと思います。

今回も無駄に長文になってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。次回はたぶん、上の絵の右下のを採用して線画を描くことになると思います。

メイキング #02 ラフ用ブラシ

クリスタでのんびり適当メイキング、第二回です。

早速ラフを描いていきましょう、といきたいところですが、いつもここでラフ用のペンをどれにするか、太さはどうするかって迷ってしまいます。なので今回は思いつきで試行錯誤するんじゃなくて、改めてブラシ設定を考えようと思います。ラフの段階でブラシ設定に悩んでる時点でちょっとどうなのかって感じですが、細かいことが気になってしまうとイメージふくらませるのに集中できないので……。

まず悩むのはどのツールを使うかですね。濃淡が不要ならペン、必要なら鉛筆か筆が基本かと思います。エアブラシを使う人もいるのでしょうが、ちょっとぼんやりしすぎな感(非常に荒いラフには向いてるかもです)。

Image

クリスタのデフォルトのブラシからいくつか選んでラフを描いてみました。濃淡がつかないペンはデジタル的な硬さがあってラフに向いていないように思うのですが、世間ではペンでラフを描いてる人も大勢いるので人によるのでしょう。太さがほぼ一定なカブラペンか、強弱付けられるGペンかは、好みの分かれそうなところ。筆は色が混じるせいかどうも思うように扱いづらくて難しいです。

個人的には「粗い鉛筆」が好きで、イラスタの頃はラフや線画に長いこと愛用していました。ザラザラしてるのでデジタル感が軽減されます。ただ、薄くアタリをとりたくて軽く描いても薄く細くなって見づらいし、そもそも濃淡をそんなに強く付けられない。

そこでオススメなのが、CLIP配布の鉛筆Rです。薄い線もそれなりに描けるし、太めで柔らかい感じが好きなので、今はこれを愛用しています。

で、この鉛筆Rをいろいろ考えてカスタマイズしようと思ったのですが……なんかもう、このままでも理想の描き味に近い気がしてきたので、やめておきます。細かくカスタマイズしたら不慮の事故でブラシとか消えた時に面倒なので、できるならデフォルトのままにしておいたほうがいいのです。

ラフはブラシサイズを太くしてキャンバスいっぱいにガシガシ描いてもいいんですが、逆にキャンバスの方をズームインして描くほうが好みです。ちっちゃい絵を複数描いて見比べたりできますし。最終的には拡大して下絵にすればいいわけです。

ついでなのでショートカットキーのことも。Undoは非常に頻繁に使いますので、[Ctrl+Z]のほかに[Z]にも割り当てています。デフォルトで[Z]がUndoなペイントソフト(グニャペとか)は何気に嬉しいです。あとはテンキーの[Num6]にズームイン、[Num4]にズームアウト、[Num0]に表示位置のリセットを割り当てています。それとPNG書き出しは[Ctrl+Shift+P]、JPEG書き出しは[Ctrl+Shift+J]で。他にもいくつかカスタマイズしてた気がしますが、これらに比べると使用頻度は低いです。ズームイン・アウトを右手で操作してるのって、改めて考えると非効率かなぁ。慣れもあるからそうそう変えられないけど。

ちなみにキーボードの代わりにPS2コンを使っていた時期もあります(置く場所が無いので今は使っていません)。左手部分だけ使ってて、上下がズーム、左右がペンと消しゴム、L1L2がUndoとハンド、スティックの上下がブラシサイズ、って感じで割り当てていました。片手で持てるので、右手にペン、左手にPS2コンでだらだら描くときにはなかなか便利でした。

メイキング #01 新規キャンバス作成

変な所で完璧主義なので、お絵かきしようとするたびに用紙設定やらブラシ設定やらで悩んじゃってなかなか描けないことがよくあります。これをなんとかするために、自分の現状の描き方を整理してまとめていこうと思いついたので、ちょっとづつ書いていきます。途中で飽きてフェードアウトするかもなのでご了承ください。

今使っているソフトは CLIP STUDIO PAINT EX (以下クリスタ)です。かつてはSAIを使っていましたが、なんのきっかけかイラスタに乗り換えて、その流れでクリスタへ移行、現在へ到る、という感じです。軽くて気持よく描けるSAIと、フィルタやアクションが充実しているクリスタのどっちを選ぶかは好みの問題かと思いますが、個人的には、クリスタは専用形式でもエクスプローラでサムネイル表示できるのが便利すぎです。

ついでにパソコンの性能も書いておくと、CPUは Core i5 2500K 、メモリは16GB(無駄に多い)の自作パソコン、OSは Windows 7 Home Premium (64bit) です。クリスタは描き始めが引っかかる感じがすることもありますが概ね快適に動いています。ペンタブは Intuos4 PTK-640/K0 です。最近 Cintiq 13HD が気になっていますが、さすがに安くない買い物ですし、置く場所ないので保留中。そもそもアナログ絵に慣れていないのに液タブ買って有効なのかという疑問が。とか言いつつそのうち勢いで買っちゃうかもですが。

ここから本題。

まずはファイルの新規作成の設定からです。うっかりするとこの時点で迷い始めて、他の人はどうしているのかなってググったりCLIPの講座見たりし始めちゃうわけです。なのでこれっていうのを決めておきたい。このメイキングもどきはそういう目的。

用紙サイズはA4の350dpi。用紙サイズや解像度を気分で変えると描き味も変わって面倒なので、基本こうします。用紙の縦横は気分で決めてたけど、今後は理由無ければ縦に統一しようかなぁ。横のほうがディスプレイ広く使えるけど、完成品はだいたい縦になるし。女の子の立ち絵を描くとそうなりますよね。結局最後にトリミングするので縦横どっちでも同じなんですが、気分の問題。

モノクロ漫画のときはA4用紙のB5仕上がり600dpiにしますが、関係ないので今回は置いておきます。

新規作成ダイアログ A4 350dpi

普通は何描くか考えずに描き始めるのでこの時点でファイル名は付けないのですが、今回は入れてみました。ファイル名には描き始めた日付を先頭に入れるようにしています。あまりに前に描き始めたものがずっと放置されているのがエクスプローラ上で分かるように……。あと、もし描き上げた日をファイル名に入れるルールにすると、微修正後にファイル名変更するかどうか迷ったり変更し忘れたりしちゃって、それが結構気になるわけです。

さて、ここから描いていくわけですが、何描くか考えずに新規作成して、真っ白で広いキャンバスを前に手がすくんで何も描けないことってありませんか。私はよくあります。なので、昨年末にちょっとしたアイデアを考えました。1枚のキャンバスに小さい枠をたくさん用意して、その中に描くようにするというものです。何かの本だかブログだかで「人は、マス目があると無意識に埋めたくなる」みたいなのを読んで、絵に応用しようと思ったわけです。自由すぎるより制限したほうがとっつきやすいかなぁと。

5x5らくがき

恥ずかしいけど実例を貼っちゃいます。こんな具合で枠を作ったファイルを作っておいて、そこに落書きしていました。ブログに貼ってたモノクロのラフはここから切り出したものです。あんまりお絵かきしないので、この25枚が埋まるのは3ヵ月もかかっちゃいましたが……。

この方法、先に描いたメリットの他に「ちょっと落書きするだけなのにファイルを新規作成する、という面倒を避けられる」「ラフ画の案を何枚か描いてそれらを見比べる場合に便利(まだ実践したことはないけど)」というメリットもあって、なかなかいいんじゃないかと思います。アナログ絵を描き慣れた人なら枠なんてなくても1枚のキャンバスにびっしり落書きできるんでしょうが、私にはこの方法のほうが性に合っているようです。

さっき、新たにA版比率の枠を4×4個並べた枠テンプレを作りました(5×5だとなかなか埋まらないのと、やっぱりA版のほうがいいかなと思ったので)。いちおう実寸pngで置いておきます。

テンプレ_A版ラフx16

次回は、これを使ってラフ画を何枚か描いて、いい感じのを選んで先へ進む、という感じで行こうかなと思います。

深角さん(フォトカノ Kiss)

いわゆるギャルゲーのプレイ経験は(フリーゲーム除けば)皆無だったんですが、去年に何の気まぐれかPSPのフォトカノを買いました。ヒロイン達を撮影しながら仲良くなっていくという若干アレなゲームなんですが、3Dで描かれるヒロイン達の可愛らしさは特筆もので、思わずビジュアルワークス(版権絵とか設定資料とかが載ってる書籍)を買っちゃう程度には気に入りました。ただ、ゲーム自体はボリューム多い割にテンポが悪かったので1周しかせずに積んでいました。

そして先日、Vita版の『フォトカノ Kiss』が発売となって、しかもGW直前という絶妙のタイミングだったので没頭しておりました。

PSP版は会うこともなかった深角さん、特に注目していなかったのですが、実際に深角さんのルートをプレイしてみて印象が一変。おどおどっぷりが可愛いです。声優さんの演技力が素晴らしいと思いました。

というわけで、思わず深角さんを描いてしまいました。しばらくお絵かきしていなかったけど、良い感じに描けてよかったです。

130501_深角友恵

お絵かきの技能の分類(思いつき)

130407_ブレザー

なんとなく描いたもの。たまにはカラー描かないと忘れてしまいそうだ。のっぺり感軽減のため、クリスタ付属の「細目」ってテクスチャを全面に貼ってみた。あと色分けに不便だから主線は2値にしたほうがいいなぁ(って前にも思ったけど忘れてた)。

落書きなら適当でいいんだけど、カラー絵を描くとなると時間がかかるし後戻りが面倒なので、絵の描き方を自分なりにまとめて定型化して、さくさくっと描けるようにしたいなぁ。

お絵かきの技能は以下のような感じで分けられるんじゃないかなぁと今思った。このどこに属するかを考えると、間違った方向の努力をしなくて済みそう。創造的なところに時間をかけるために定型化できることを定型化するのは効果的だと思う。

  • 創造的なこと(定型化できない):ネタ出し、シチュエーションの妄想、「◯◯を描きたい!」という想いなど→お絵かきのキモ。萌え絵なら特に。
  • 練習すれば上達すること:身体構造の描き方、色の塗り方など→わかっちゃいるけど面倒くさい……。
  • 定型パターンをストックできること:髪型、服飾、構図、ブラシ、テクスチャ、カラパレなど→参考画像とか、お絵かき教本にまとまった髪型サンプルとか、今後の絵でも使えることはストックしたい(しか簡単に整理できて必要なときにすぐ取り出せるようにするにはどうすればいいのか……)。
  • 定型化できる作業:目を描く手順、影色の選び方など→「なんかよくわかんないけどいい感じに描けた!」のを毎回再現できれば抜群に効率上がるはずなので、そう感じたときは自分なりにまとめる。

こんなふうに細かいことを考えだして余計に時間を使っちゃうのがいつものパターンなのですが。でもまあ、このブログを使ってこういうことをまとめていくのもいいかなぁと思った。pixivに講座とかメイキングとかアップするのは気が引けるけど、ここなら自由だし。